桃子、アニカに誘われて練習ラウンド
2008/07/31 09:30
明日から開幕する「全英リコー女子オープン」。大会前日は、これが最後のメジャー大会となるアニカ・ソレンスタムと、上田桃子の練習ラウンドが実現した。「英語だったので、良く分からないけど、アニカが練習ラウンドをしようと言ってくれて…」と、前週のエビアンマスターズで、アニカに誘われたという上田。「もちろん、よろしくお願いします」と即答し、この日のラウンドが実現した。
12時にスタートしたものの、出だしからコースは大混雑。1番を終え、2番のティショットを打つまでに30分近い待ち時間があったが、ここぞとばかりに上田はアニカに話しかけた。身振り手振りを交えて、熱心に答えるアニカ。貴重な講義は延々と続いた。
「アニカのゴルフに対する考え方を知りたかったので、聞きました。自分がこの先どうしていかないといけないか、求めていた答えが返ってきました」と嬉しそうな上田。だが、詳しい内容については、「言えません(笑)!」と口をつぐんだ。
「簡単に聞いて、簡単に答えられる言葉じゃない。体験して分かってから、そう言えると思うから、今は言わない方がいいかなと。しっかり自分で説明出来るようになってから、話します」と、無口の理由を説明した。
直接聞くだけではない。「ウェッジが本当に上手い。いつ見ても調子の波がないし、打ちたいショットが見て分かる。男子プロはこういうスタイルだけど、それに一番近いのがアニカ。私も早くアニカみたいに、自分でしっかり距離感を出せる選手になりたいです」と、プレーからも刺激を受けた。
そのアニカとは、予選2日間を同組で回る。「勝負は勝負。アニカだけじゃなく、しっかり結果にこだわりたい」と、気合を入れた上田。今季最後の海外ツアーで、これまでの総決算といきたいところだ。