桃子、朴セリに学んだ静かな心で11位タイ
2008/07/26 09:30
フランスにあるエビアンマスターズGCで行われている「エビアンマスターズ」2日目、初日は運にも恵まれて2アンダーとした上田桃子は、得意コースで上位進出を目指すべく10時59分に1番ティからスタートした。
出だしの1番、第2打をピン左下1mにつけた上田だったが、このバーディパットはカップに蹴られてしまう。これが尾を引いたのか、前半はパーを拾う展開が続く。だが、9番パー5でピン下5mを沈めてようやくバーディを奪い、前半を1アンダーで折り返した。
後半に入り、ショットはグリーンを捉えるものの、7~8mのバーディパットが残り、なかなかチャンスが巡ってこない。それでも、13番でバーディを奪うと、最終18番パー5は2オンに成功。12mのイーグルパットは惜しくもカップをすり抜けたが、OKバーディを奪い、この日は3バーディノーボギーの「69」、通算5アンダーへとスコアを伸ばし、11位タイで終えた。
「危なげないゴルフが出来て、今日はあまり疲れなかったです」という上田。「ノーボギーが凄く良かった」と内容には手ごたえを感じている。
この日は韓国の英雄、朴セリと同組でラウンド。「すごく心が静かで、怒っていても冷静」と、朴セリの精神面にも刺激を受けた。「そういう平坦な気持ちでいるのは、私が今求めていること。冷静な自分はつまらないと思っているけど、心の中の感情をいかにコントロールできるかは重要。今日はセカンドがなかなかチャンスにつかなかったけど、冷静にいられたのはペアリングのラッキーだった」と、振り返った。
ムービングデーとなる3日目に向けては、「パー5できっちりとって、伸ばして行きたい」という上田。特に、ここ2年間で一個もバーディが獲れていない15番でのバーディ奪取に闘志を燃やした。