桃子、「恵みの雨」で暫定9位タイへ浮上!
大会初日は、調子が良いながらもゴルフが噛み合わず、通算1アンダーで終えた上田桃子。2日目は、午後1時36分に1番ティからティオフした。
最初にスコアが動いたのは6番ホール。ピン下8mから1mショートすると、このパットを外して3パットのボギーとしてしまう。前半は嫌な流れを変えることが出来ず、そのまま通算イーブンパーでホールアウト。折り返した10番パー5は、3打目をグリーン左のラフに外したところで、雷雨の為一時中断となった。
中断の間は、プレーヤーズラウンジで、テレビを見たり、他の選手と話したりしてリラックス出来たという上田。「前はプレーヤーズラウンジに一人で居るのは嫌だったけど、最近は名前も知って貰えてきたし、声を掛けたら話してくれる選手も増えた。今はすごい楽しみです」と、ツアーに馴染んできたことも大きい。
テレビで午前組のハイライトを見たという上田は、「アニカやスーザンが、難しいラフから打っているのを見て、『みんなも我慢しているんだな』」と、開き直ることが出来た。雨が上がってからは、再開後の最初のショットとなるアプローチ、そしてその後のパッティングをイメージして練習したという。その甲斐あって、2時間後に再開すると、アプローチを4mに寄せ、これを沈めてガッツポーズ。「あのパーが凄く大きかった」と振り返った。
前半は難しく感じていたというコースも、雨上がりの静けさとナイスパーで、「コースの表情が変わってきた」と感じたという。11番で4mを沈めてバーディを奪うと、日没が迫る中、17番で1.5m、18番パー5では第2打をグリーン手前まで運び、そこから50cmに寄せて連続バーディ。後半は3つスコアを伸ばして締めくくった。
この日2つスコアを伸ばして通算3アンダーとした上田は、暫定9位。ちょうど上田の組までがホールアウト出来るという運にも恵まれ、夕日で赤く染まる空の下で充実した表情を浮かべた。「トップが伸びていないのがラッキー」という上田。決勝ラウンドへ期待は膨らむ。