2008年 全米女子オープン

初挑戦の重圧?スロースタート気味の上田桃子

2008/06/24 09:30
8時39分スタートだった上田。ティグラウンドでは、確かに眠そう…。

初挑戦となる全米女子オープンを翌日に控えた上田桃子だが、大会前日は重い体を引きずるような練習ラウンドとなった。昨日はインを9ホール、この日は午前中にアウトの9ホールをラウンドしたが、「夜起きちゃうし、寝つきも悪く、眠いです」と時差ぼけと移動の疲れがあいまって、いつもの元気な姿は見られなかった。

それでも、「こういう時はたまにあるし、体が動かないなりにどういうゴルフをすれば良いか分かったので、良い練習ラウンドになりました」と、江連コーチとのラウンドで得た収穫もあった。「スコアをつけるようにしたり、あえて簡単なところから練習したり」と、疲れの中でも集中力を高めるための努力をしたという。

普段から、練習ラウンドと本番では気合の入り方が違うため、ウェッジの飛距離も変わってしまうという上田。「練習ラウンドから同じ距離感を出すのが、今後の課題ですね」と、この日のラウンドを振り返った。

「ショットもパットも調子は悪いです」と言うものの、「江連さんにも来てもらっているし、出るからには勝ちたいです」という気持ちは変わっていない。「調子が悪いなりにも、頭をしっかり使って、スコアを作れるようにしたいです」と、大会に向けて慎重な姿勢を見せた。

それでも、本番に強いのが上田の持ち味だ。「今週はいかにパーオンするかと、3パットを出さないことです」とコース攻略のポイントを上げた。「自分では毎日1アンダーが目標です」と、あえて高くない目標を設定したが、長い4日間の戦いで徐々にペースを上げていけば、上位争いも不可能ではないはずだ。

2008年 全米女子オープン