4打差は射程圏内!桃子、優勝へ向け納得のスタート
昨年の賞金女王、上田桃子が日本に戻ってきた。今年の開幕戦以来の国内ツアー出場となった上田は、大勢のギャラリーの拍手を浴びて8時15分に10番ティからスタートした。
だが、出だしの10番でいきなり3パットのボギーとしてしまう。続く11番でも、アプローチを1.5mに寄せるが、このパーパットを決められずに連続ボギー。しかし、次の12番パー5で3打目を3mにつけると、このパットを慎重に沈めてバーディ奪取。右手で小さくガッツポーズを作った。
このバーディをきっかけに、前半3つ、後半3つのバーディを奪った上田。ボギーは4つと出入りの激しい内容となったが、通算2アンダーの8位タイで初日を終えた。
「ショットはそんなに良くなかったけど、パー5の3打目とか、要所要所は締められました。パッティングは、昨日コーチと練習して、アドレスから何から変えたんだけど、どうもしっくりこなくて。11番、12番のボギーは、今思えばグリッププレッシャーが緩すぎたのだと思います。14番も獲れるバーディパットだったし、6番のパーパットも1m。長いのが決まるより、こういう距離を入れることが大事なので、そこが反省点です。
これだけバーディが獲れるゴルフは前から出来ていて、いかにボギーを打たないかというのが大事だとアメリカで学んで、アプローチもいっぱい練習してきたのに、4ボギーじゃ全然成長出来ていない。一番したくないプレーだったので残念です。
昨日プロアマをやって、ボギーを打ちそうな所が無かった。グリーン周りのラフも深くないし。ボギーは絶対打たないという気持ちが、バーディを獲りにいく気持ちになって、10番は集中して入りたいのに、固くなりすぎてしまった。ちょっと集中しすぎました。
(横峯さんがスコアを伸ばしていましたが気になりましたか?)
向こうで戦っていたら、どうかなって考えました。向こうなら、2オーバー、3オーバー打ってる流れだった。2つでとどまれたので、良かったと思います。思ったより差はなかったので良かったです。
(ズボンに喪章)先週は、江連さんのお父さんが亡くなって初めての大会で、自分が頑張って空まで届かせようと思ったけど、届かなかった分、今週頑張りたいなと。江連さんのお父さんとは、サントリーで会おうって話していて、トロフィーを載せられるように頑張りますって約束したので、この大会で勝ちたいし、空まで届けたいです」。