2008年 ギントリビュート

「調子はいいのに…」桃子、スコアを伸ばせず不満顔

2008/06/01 09:30
もどかしさの残った3日目。最終日は気持ちよく終えたい!(撮影:クラフトナビスコ選手権)

サウスカロライナ州で行われている米国女子ツアー第14戦「ギントリビュート」。初日、2日目と好調なゴルフで通算4アンダーとし、25位タイで予選を通過した上田桃子は、さらなる上位進出を目指して決勝ラウンドに臨んだ。

ところが、「朝からお腹が痛くて…」という上田は、スタート前に普段通りの練習をこなせずにティオフの時間を迎えてしまう。前日までの精度の高いショットは健在で、3番ピン下2m、4番上1.8m、5番上1.8mと3連続でバーディチャンスにつけたが、準備不足の影響か、これをことごとく外してしまう。結局前半はスコアカード通りにプレーして折り返した。

後半は一転、出入りの激しいゴルフとなる。10番でティショットを左に曲げてボギーとしたが、続く11番パー5では第2打をグリーン手前の花道まで運び、残り10ヤードからSWで直接チップイン!初日に続いて今大会2個目のイーグルを奪った。しかし、後半は4つのボギーが響いて「37」。結局この日は1オーバーで、スコアを通算3アンダーに落とし、順位も34位タイへと一歩後退した。

「パターの感じは悪くなかったけど、初日と同様に決められなかった」と不満顔の上田。「9つくらい入れたいパットがあって、その半分でも入ってくれたら楽になったと思うので残念です。調子がいいのに結果が出ないことを真剣に考えて、もっと自信を持ってスムーズにパターを打ちたい」と、ミケロブオープンで打ち砕かれた自信を取り戻すことを、精神的な課題に挙げた。
「4日間あることがラッキーと思って、明日はガンガン攻めていきたい」という上田。最終日に、持ち前の爆発力を発揮して欲しいところだ。

2008年 ギントリビュート