2008年 ギントリビュート

桃子「今シーズンで一番すっきりしました!」

2008/05/31 09:30
優勝争いも夢ではない!?好調さを取り戻した上田桃子(撮影:クラフトナビスコ選手権)

上田桃子に爽快な笑顔が戻ってきた。米国女子ツアー第14戦「ギントリビュート」2日目、18番をホールアウトした上田は、「今シーズンで一番すっきりしました!」と、これまでのもやもやを吹き飛ばすかのようなラウンドに、飛び切りの笑顔を見せた。

大会前から調子の良さを公言していた上田だが、初日はイーブンパーとスコアを伸ばすことが出来なかった。それでも、今朝の練習場から「こんなに調子がいいのは、本当に無い」というほどの手ごたえを感じてスタート。「調子が良すぎるので、悪いところ探しをしないようにしよう」と思っていた矢先に、出だしの1番で1mを外してボギーとしてしまう。

しかし、このボギーで吹っ切れたかのように、その後は快心のゴルフを披露する。3番パー5は2打目でカラーまで運んで楽々バーディ。続く4番でもバーディを奪うと、「立ちにくい」と苦手意識のあった5番では、ティショットをフェアウェイに運ぶと、128ヤードの第2打を9Iで20cmにつけてOK バーディ。「3つ目のバーディが一番良かった」と、苦手ホールの完全攻略に溜飲を下げた。

その後も安定したゴルフでスコアを伸ばした上田は、この日は6バーディ2ボギーの「68」。通算4アンダーとスコアを伸ばして、25位タイへ順位を上げた。

「ショットは一昨年が良くて、パットは去年が良かったけど、今日はどっちも同じくらいの良さがあった」という上田。体の軽さを証明するように、今朝は3時頃まで寝付けず、「江連コーチに電話したら、『お前が電話してこない時は悪い時だから、明日はきっといいはずだ』と言われました」と笑った。

「でも、スコアを伸ばせていないのが課題です。4つしか伸ばせていないのは、イージーなボギーを叩いてしまったから。ボギーを減らさないといけないです」と明日はさらなる上を目指す。「少しずつ自信も出てきました」という上田の決勝ラウンドに注目だ。

2008年 ギントリビュート