2008年 ギントリビュート

「ラインは見えているのに…」桃子、好調もスコアを伸ばせず

2008/05/30 09:30

「むかつきますね!」上がり2ホールを連続ボギーとし、イーブンパーで初日を終えた上田桃子は、悔しさをストレートに表現した。裏を返せば、それだけ手ごたえのあったラウンドだったということだ。

「ギントリビュート」初日、一週間の休みを挟んで体調万全で臨んだ上田は、前日から自身の好調さを感じ取っていた。それでも、10番スタートのこの日、インはなかなかチャンスが訪れずにスコアカード通りのプレーとなってしまう。折り返した2番で、ようやく2.5mのバーディチャンスにつけたが、このパットは決められない。だが、続く3番パー5で、残り208ヤードの第2打を9Wでピン側1mにつけるスーパーショットを放ち、イーグル奪取。勢いに乗るかに見えた。

しかし、久しぶりの好調さがそのままスコアには繋がらない。「イメージも良くて、ラインも見えていたけど入らない」というパッティング。「入れたい気持ちがあって、強く打ってしまいタッチが合わないところがあった」と、チャンスをものに出来ずにストレスを貯めてしまう。

「上がり2つのボギーは、集中力が切れてしまった」と、本来ならば獲れるはずのホールで連続ボギーを叩いてしまい、結局この日はイーブンパー。「イーブンのゴルフじゃない。5,6アンダー出てもおかしくない。伸ばしておきたかったのに残念」と、不満顔でのホールアウトとなった。

初日は60位タイと不本意なスタートとなってしまったが、明日以降、噛み合えばビックスコアも期待出来そうだ。「(パットは)しっかり思ったところに打てている。強めに打つという、自分の好きなパッティングのスタイルが戻ってきている」と、強気な言葉も返ってきた。明日こそ、調子通りのスコアを出したいところだ。

2008年 ギントリビュート