2008年 セムグループ選手権

上田桃子、強風に惑わされて大きく出遅れ

2008/05/02 09:30

前週の「スタンフォード・インターナショナル・プロアマ」で5位に入る活躍を演じ、今週も活躍が期待されていた上田桃子。しかし、高い注目を浴びて迎えた「セムグループ選手権」。その初日は、コースを舞う強風に惑わされ続ける、厳しい展開となった。

10 番ティからスタートした上田は、前半9ホールを2ボギーで凌ぎ切る。「何とかガマンをし続けたかった」という上田だったが、1番パー5でボギー。3番パー 4でも風の影響を避け切れず、フェアウェイとグリーンを捉えきれずに再びボギー。悪影響がパットにも影響したのか、4番パー4では3オン3パットのダブルボギーとしてしまう。

最終的に、5ボギー、1ダブルボギーの「78」、7オーバーの81位タイと大きく出遅れる結果となった。「バーディが 1つも獲れずに残念。横風などが全英の雰囲気に似ていたので、あれからどれだけ成長できているのか試す良い機会だったのですが…対処しきれずに残念です」と肩を落とした。すべての選手が苦しんだであろう、ショットの距離感については「自分の中で自信のないままに打ってしまっていました。ショット、パットなど、全てに風が影響してしまいました」と反省の弁。明日も強い風が予想されている。「アンダーは難しいかもしれませんが、少ないチャンスをモノにして行きたいですね」と、明日の巻き返しを自らにも言い聞かせていた。まずは予選突破を目指す戦いとなる。

2008年 セムグループ選手権