桃子痛感「これがメジャー!」
2008/04/05 09:30
「クラフトナビスコ選手権」2日目の上田桃子は、スタートの10番から7ホール連続でバーディとボギーを繰り返す出入りの激しいゴルフとなった。それでも前半は一つスコアを伸ばして折り返したが、後半の5番パー3でティショットをグリーン手前の池に入れてしまう。
ウォータショットで池からの脱出には成功したものの、3打目のアプローチがカップを5mオーバーして、これを決められずのダブルボギー。後半は40を叩いて、通算2オーバーに後退した。
「ショットに違和感があって、ここに打ちたくないとか色んな事を過剰に意識してしまう。割り切れれば良いんだけど、それが出来ない」と、苦しい胸の内を明かす。「ショットの1,2ヤードの差が2,3ホールで大きく出てしまうし、初日、2日目とだんだん不安を抱かせられる。こういうのがアメリカのメジャーなんだと思う」。初めて迎える米ツアーでのメジャー競技は、これまで経験したことのないプレッシャーが掛かるようだ。
それでも2週連続の予選落ちは難なく回避し、29位タイで予選通過を果たした上田。「明日は決め打ちして、思いっきり振って行きたい」といつもの強気モードで攻めるつもりだ。この日も誰よりも遅くまでショット、アプローチ、そしてパターの練習をしていた上田の表情にも、徐々に明るさが戻ってきた。