2008年 SBSオープンatタートルベイ

「やれる事はやった」米ツアー開幕戦に挑む上田桃子

2008/02/12 09:30
投光器がグリーンを照らす中、黙々とパッティング練習をする上田桃子

米国女子ツアー開幕戦の「SBSオープン」を翌日に控えた13日、会場のタートルベイCCではプロアマ戦が行われた。ツアー3年目の宮里藍(22=サントリー)が8:50スタートだったのに対し、ルーキーの上田桃子(21=ソニー)は13:00という遅いスタート。実績主義の厳しい戦いが幕を開けた。

時折強い風が吹き付ける中でのラウンドとなった上田。「風が強いとスイングテンポが速くなってしまう。ドライバーは振れているから良いけれど、アイアンだとタイミングがずれてしまう」。それだけではない。「下が硬いので、フェアウェイウッドがなかなか上がらない。パッティングもしっかりヒットしないと色んな曲がり方をしてしまう」。ラウンドを通して、いくつかの課題も見えた。

プロアマ戦が終わったのは18時。その後、誰もいなくなった練習場で、日没までアプローチとパター練習を繰り返した。「やれる事はやったと思うので、明日は自信を持ってベストを尽くしたい」。練習を終えた上田は、充実した表情で決意を語った。

宮里、諸見里らの同世代が挑んできた米ツアーがいよいよ明日開幕する。「冷めてもないけど、熱くもないです。気合の入りすぎも良くないと思うので、マイペースで頑張りたいです」。上田の長い戦いがスタートする。

2008年 SBSオープンatタートルベイ