良い内容も結果が出ない…。上田、試練の17位タイ
2009/10/02 19:15
同組で回る福嶋晃子と森田理香子がショットを曲げるのを横目で見ながら、上田桃子は基本的にはフェアウェイとグリーンを捉え続けた。しかし、肝心のパットが決まらない。「日本女子オープン」2日目を2バーディ2ボギーの「72」、通算1アンダーで終えた上田桃子は、「パターだけですね」と悔しそうに振り返った。
初日31パットで2日目は33パット。2日目を終えてアンダーパーにいる22人の中で、上田の「64」というパット数は一番多い。「良い内容で回っているけど、結果が出ないので満足のラウンドが出来なかったです」と、ついついコメントも暗くなってしまう。
この日からパッティングストロークを変えたという上田。「最近フィーリングが良かったけど、今日からやった方が良いと思って」と、先を見据えての変更だという。「吊るように変えたけど、安定感が無く、自信を持ってやれなかったです」。僅か1日では新ストロークに馴染むことは出来なかった。
それでも、収穫は雨の中で納得の行くショットが打てたこと。「雨の日は最近自信が無かったけど、今日は練習場から良いショットが打てたし、良かったと思う」と、手ごたえを掴んだ部分もある。
「4日間、我慢しながらラウンドすることを目標にしている」という上田。首位と8打差の17位タイとはいえ、メジャー大会で残りは36ホール。まだまだ優勝争いに絡めないことは無い。「パターがびっくりするくらい入らなくて、くそって思うけど、あと2日あるし、諦めずにやっていこうと思います」。自らの心に鞭打って、上田は決勝の2日間を戦い抜く。