2009年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

2日間でペースを掴み、上田は19位タイへ浮上

2009/09/11 19:40
2日間、諸見里と同組で回った上田桃子。和やかな雰囲気だが、刺激は多かったはずだ。

「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」初日は、4オーバーと出遅れてしまった上田桃子。「フェアウェイにおいて、2パットで行くつもりが、欲が出てピンを狙ってしまった。最後まで距離感をつかめないままのラウンドでした」と、1日経って、自身の戦略ミスを悔しがった。

2日目、上田は冷静さを取り戻す。前半を1バーディ1ボギーで折り返すと、10番で3m、14番でも3mを沈めてバーディを奪う。ショットが好調で、13番で2.5m、15番でも4mにつけるなど、いくつかのバーディチャンスはあったものの決めきれず、パッティングはまだ波に乗り切れていないようだ。

2つスコアを伸ばして迎えた最終18番では、右サイドのラフから「ギャラリーも多かったし、なんとか魅せられれば」と、強引にグリーンを狙ったが、前方の木に当たってラフに落ちると、そこから寄せきれずにボギーフィニッシュ。「ちょっと無謀でしたね」と苦笑いを浮かべた。

それでも、この日は3バーディ2ボギーの「71」とスコアを伸ばし、通算3オーバーの19位タイへと浮上した。「今日は自分が求めていたラウンドが出来ました。初日の分を明日取り戻せたらと思います」と、決勝ラウンドでの巻き返しを誓った。

「明日は天気が良くないようなので、(今日)もう少し行きたかったけど、なんとか明日我慢してトップと5打差くらいに居たいです」という上田。逆転での初メジャー獲得も、もちろんまだ諦めてはいない。

2009年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯