好調上田、初メジャー奪取へ挑む
2009/09/09 18:09
自身初のメジャータイトル獲得を目指す上田桃子が、米国女子ツアーでの2位タイという成績を引っ下げて火曜日に帰国した。翌水曜日のプロアマ戦は、時差ぼけで一睡も出来ていない中でのものだったが、曇り空で過ごしやすい天候にも助けられ、久しぶりの日本で元気な姿を見せた。
上田にとって、今季後半の日本ツアーでの目標はずばりメジャータイトルの獲得だ。国内8勝を挙げている上田だが、メジャーでは今大会「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で06年から3年連続で4位タイに入っているのが最高で、今年こそという思いは強い。
問題は時差ぼけと、「ジュニアの時に回ったことがあるかも知れないけど、多分初めて」という岐阜関CCの攻略だが、今回はペアリングに恵まれた。
上田が予選ラウンドを共に回るのは、同門の諸見里しのぶとディフェンディングチャンピオンの辛ヒョンジュの二人。「ラッキーだなと。初日、2日目はしのぶについていこうと思います」と、絶好調の諸見里のコースマネジメントを参考に出来るメリットがある。さらに、諸見里のキャディは日本で上田のメインキャディを務める清水氏で、「どういうマネジメントをするか分かる。ちょっと複雑だけど」と、笑った。
ラフが深く、距離は長いものの、グリーンは比較的軟らかい為、「(スコアが)出る人は出ると思う」と予想する。上田の戦略は、「初日、2日目はイーブンパーが目標。上と離れていなければ、3日目、4日目に追い上げたい」。焦らず、最終日を見据えつつ、上田は初メジャー奪取に挑む。