2008年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

桃子、「悔しさ120%」7位タイで大会を終える

2008/11/30 09:22
来年に向け、多くの手ごたえと課題を見つけた上田桃子。来年が楽しみだ。

国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日、4アンダー単独2位からスタートした上田桃子は、序盤のボギーから波に乗ることができず、2ボギーの「74」、通算2アンダー7位タイで今季の最終戦を終えた。

2番パー5では、ティショットが左に曲がり、木に当たってしまう。3打目でもグリーンオンできず、寄らず入らずのボギー。さらに7番でもフェアウェイからの2打目をグリーン左奥のラフに入れ、ボギーとする。その後は最終18番までパープレーとした上田は「最後の最後で全部パターがショートしてしまったので残念ですけど、前半はショットもあまり良くなかったです」と、この日のラウンドを振り返った。

「これから悪いときにどうやって回るかを考えて練習します。シーズン後半は本当に疲れてきてしまったので、トレーニングをしっかりして、またここに戻って来たいです」と続ける。

この1年を振り返った上田は、「今年アメリカで勝つことと日本のメジャーで勝つことを目標にしていたけど、どれも出来ないのは練習不足で、悔しさの度合いで言うと120%ですね。この悔しさを忘れずに、もっと練習して来年やりたいです」と、唇をかみしめた。

スケジュールを決めあぐねていた来季についても、ほぼ日程は見えてきた。「基本はアメリカベースです。日本はメジャーには帰って来たいです。前半は(アメリカで)賞金の高い試合が多いので、後半また日本に戻って来れればと思います」という。この悔しさを糧に、冬場にトレーニングを積んで、さらに逞しくなった上田の姿を見たいものだ。

2008年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ