2008年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

桃子、朝寝坊が功を奏す?ナイスリカバリーで単独5位に浮上

2008/11/28 08:32
笑顔がはじけた上田桃子。調子が悪い中でも、きっちりとスコアにつなげた

「実は今日は朝寝坊をしてしまって」とプレー後に語った上田桃子。6時50分出発予定が、7時に起きて5分で支度してホテルを飛び出した。「服を着ながら歯を磨いて、化粧は車の中でしました。いやー、今日はびっくりして良く目が覚めましたよ」と、慌しくゴルフ場に到着した。

通常ならプレーにも影響がでるところだが、準備運動でランニングする際に、走るペースを早くしたり、足をオーバー目に上げたりして寝ている体を起こして9時32分のスタートに間に合わせた。

今日は、この普段行わない準備運動が功を奏したのか、前日よりも切れのあるショットを連発させた。2番582ヤードのパー5では、1打目、2打目ともにフェアウェイをキープ。3打目は9番アイアンでピンの右手前3mにオンさせ、バーディを奪取。8番、9番では、左奥2.5mと1.5mのパッティングをきっちり決めて連続バーディとする。

折り返した後半の13番パー5では、ティショットで飛距離を稼ぎ、楽々バーディに持っていけるところをアプローチをミスしてパーにしてしまう。これで流れを悪くしたのか、14番でボギーを叩きスコアを落としてしまうが、17番パー4は、5mのパットを沈めバーディ、18番でも傾斜が強い残り2mのパットを30cmもカップを外して打ち、沈めてナイスパーでホールアウトした。今日は、4バーディ、1ボギーの「69」、順位は16位タイから単独5位まで回復させている。

「今週、みんな女王争いとか色んな気持ちでプレーしてるけど、私はそういうのを横から通り抜けてポンポン行きたいです。メジャーを獲れれば、アメリカに入れる期間も長くなるので。2桁アンダーだけを目標に考えて、プレーしたいです」と明るく答えた上田。1日目よりショットが良くなり、気持ちも上向きとなっているので、このまま初メジャー獲得といきたいところだ。

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