2008年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

疲れピークの桃子は「気持ちで負けない」

2008/11/27 09:31
ラウンド中は疲れた表情も見えた上田桃子だが、気合だけは負けていない!

国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場する上田桃子。今年の目標の一つであったメジャー制覇へ向け、今大会がラストチャンスとなるが、その表情は今ひとつパッとしない。

やはり大きな原因は連戦による疲れ。この日のプロアマ戦で背中の痛みを感じたという上田は、「ショットは昨日も今日も背中が痛すぎて…」と渋い表情。「でも、後半は軽く振ったら、その方が良かったのであまり気にしていません。最後の試合なので、体調の良いまま迎えるのは難しいと思うけど、自分もその中の一人として気持ちでやれれば良いですね」と、疲れた体に気合で鞭を打つ。「パターが良ければスコアになるし、省エネで疲れないようにしたいです」と、4日間の長丁場を見据えた。

この試合には米女子ツアーの最終戦を制した申智愛(韓国)も参戦する。今季のメジャー3試合のうち、2試合は韓国人選手が勝っているだけに、「日本を背負う意識を持って戦わないといけない」と、上田も気を引き締める。「智愛の強さは、笑顔に全部込められていると思う」という上田だが、このまま黙って引き下がるわけには行かない。「私たちも韓国の強さをしっかり受け止めて練習しないといけないけど、今回は気持ちで負けないようにしたい」と、持ち前のど根性で韓国人のメジャー3連勝を食い止める。

2008年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ