桃子「何もできないまま終わりました・・・」
2009/08/03 12:07
3度目の挑戦となった上田桃子の「全英リコー女子オープン」は、3年連続での決勝進出となったが、上田自身が納得できる内容とは程遠いものになってしまった。3日間アンダーパーをマークできず、11オーバーの47位タイで迎えた最終日は「攻めるしかない」と意気込みスタート。
しかし1番パー3でボギーを叩くと、4番でもボギーを叩いてしまう。7番パー5はピン左5mに2オンさせ、イーグルパットは惜しくも外したもののバーディを奪って前半を1オーバーで折り返す。
巻き返しを図りたい後半、10番でバンカーに捕まりボギーを叩くと、12番、14番もボギー。さらに16番ではアプローチショットの完全なミスでバンカーに捕まるボギー。通算16オーバーの55位タイで競技を終えた。
「4日間通してミスが多かったですね。ロングパットの距離感とか、今までと違ったイメージを持ってプレーしないといけないけど、イメージが出なかったり、50ヤードのパターをイメージだけじゃなくしっかりとカップに寄せるなど、技術的にも打ち方のミスがあったり、まあその辺が課題ですね」。練習場では悪くないので、噛み合わせさえよければその辺の課題もクリアになると上田は話す。
上田はこの試合の後、日本ツアー2試合に出場を予定している。昨年も同じ流れでイギリスから北海道に向け移動し「アクサレディス」に出場している。「日本の試合ではアメリカで勝つことだけを考えてプレーしたいです。アメリカで使えるショットを日本で習得して行きたいです」。今の上田はゴルフに対する自信を失いつつあるだけに、日本での試合を良い刺激にし、米ツアーへの再出発のきっかけにしてもらいたい。