桃子、強風にめげずに11位タイ「気分がいい」
3年連続3度目の「全英リコー女子オープン」に出場している上田桃子。大会初日は遅い時間のスタートで、強風の中でのラウンドを強いられてしまった。その風に翻弄される選手が続出する中、4バーディ、6ボギーと出入りの激しいゴルフながら、首位とは5打差の2オーバー11位タイの好スタートを切った。
3番でピンチを迎えた上田は、3mのパットを沈めボギーで凌ぐ。前半は2バーディ、2ボギーのイーブンパーとまとめたが、11番から、さらに14番から2度の連続ボギーで4オーバーまでスコアを崩した。
ところが、16番、18番と終盤の難しいホールが続く中でバーディを奪い2オーバーでフィニッシュ。気分良くクラブハウスに引き上げてきた。「気分はいいですね。最後まで諦めずにプレーしようと思っていて、それを果たせたので。同じ組でラウンドしたナタリー(ガルビス)もミシェル(ウィ)も優しくて、良い緊張感の中で、話しながら回って、オンとオフのスイッチを上手く切り替えられた」。
強風対応としては「去年はリンクスじゃなかったけど、セントアンドリュースやこのコースでは、特にサイドの風に悩まされて、球を操れないと難しくて、一昨年(セントアンドリュース)は右から左の風が吹くと果てしなく左に持っていかれたけど、最終ホールはバーディも獲れたし、ホールドショットというか抑えたショットが打てるようになったなと感じました」と自身の成長を実感。
さらに「今日テリー(キャディ)の言うことは2回無視して、それでミスったのが2回あって、怒ったのは分かった。ラフに入ったときに、行きたい気持ちが出てきて、テリーは出すだけで良いって言うけど、これなら6Iで打てるじゃんと思って打つと、飛び過ぎちゃうのが頭になかったり、ラフは細いけどシャフトに絡まって左に行ったり、そういうことを把握しきれていなかった。明日からは、ちゃんと言うことを聞こうと思います(笑)」。と笑顔で話す上田。大会2日目も笑顔でホールアウトすることを願う。