桃子、最終調整は非公開練習ラウンド！

今季の米国女子メジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」に出場する上田桃子が、大会を直前に控え最終調整に入った。午後にコース入りした上田は、いつもならマネージャーなど関係者数名、そして報道関係者を引き連れてラウンドを行うが、この日はキャディのテリーと2人きりでラウンドした。

それは、テリーからの提案で「今日は（通訳を介さず）2人だけで楽しくラウンドして気持ちよく初日を迎えたいから、今日だけは言うことを聞いて」と言われたからだ。ラウンドを終えた上田は「今は正直、苦しい時期。精神的にきついと思うけど、自分じゃなきゃ乗り越えられないと思う。（テリーとは）わかる範囲で（英語で）伝えました。今まではテーマがわからなかったけど、話しているうちに気持ちが和らいだ。テリーはすごく観察するのがうまい人。私の性格を知ってからは、練習も試合も楽しむのがモットーです。今は私の周りの人を不安にさせてしまってるけど、自分が1番不安。メジャーでこれを乗り切れると自信になると思う」。最近調子の上がらない状態が続いていることでの不安などをさらけ出した。

パッティングやアプローチ練習も3時間行った。パターは、今週からオデッセイ・プロトタイプ（ピン型）へチェンジ。「初日を終わってみて、その後も使うかどうか」判断するという。翌日の初日を迎えるにあたっては「コースとは相性がいいと思っているので、毎日2アンダーを目標にやりたい。（メジャーへの思い入れは？）メジャーは4試合ともあこがれていた舞台なので、4試合ともワクワクします。今年は去年のデータがあるし。この大会は、まず今年のクラフト・ナビスコの成績を上回りたい」。今の上田は優勝を意識するのではなく、まずは自分で納得のいくゴルフをすることだ。