桃子、絶好調のショットでバーディ量産もパットに不満顔
2009/05/25 12:22
「LPGAコーニングクラシック」2日目でノーボギーの「67」をマーク、3日目はコーチである江連忠氏の指導からあえてパターのグリップを変えて臨み、パットに苦しみながらも「69」をマーク。上田桃子は、通算8アンダーの39位タイで最終日を迎えた。
3日目を終え、パターのグリップを変えたまま最終日に挑むか、元のグリップに戻すか考えを巡らせていた上田。最終的には3日目と同じグリップを選択したが、「スライス(ライン)が1個も入らなかった」とパットに苦しむ展開が続く。それでも「ショットは10アンダーは出てもおかしくない」と絶好調のショットを駆使し、2番パー5では2打目をピン右1.5メートルに寄せるスーパーショット。ここでイーグルを奪うと、4番で1メートル、6番で1.5メートル、7番で4メートルを沈めバーディを量産する。
さらに10番では2.5メートル、14番では1メートル、16番では1.5メートル、17番では80センチとショットが冴え渡り、バーディを重ねる上田。その間、3パットのボギーも叩いたが、最終的には1イーグル、7バーディ、4ボギーの「67」とし、通算13アンダーの26位タイに浮上して終えた。
ショットの好調さにも、やはりパットへの不満を口にし、「もったいないゴルフを4日間してしまった。気持ちが晴れないまま終わってしまいました」と振り返る上田。「パットが良くないので練習したいです」と、次週に向けパットの向上を誓っていた。優勝争いを演じた宮里美香については、「日本人が上位にいると自分も頑張ろうと思う。よっしゃ、次は私が頑張るって」と奮起材料になった様子。負けず嫌いな上田の闘志に、さらなる火を灯したようだ。