桃子、パターの握りを変えてベスト10入り狙う
2009/05/24 12:15
「LPGAコーニングクラシック」に出場中の上田桃子は、2日目に今季の自己ベスト「67」をマークし気分も上々だった。「3日目は爆発するのみです!」と気合を入れて臨んだが、スタートの1番で、いきなり3パットによるボギーを叩いてしまった。
「ショットはまずまずだったけど、パットの調子がいまひとつ。こういうコースでボギーが出ると、なかなかスコアは伸びない」。ラウンド後は1番での反省から振り返った上田だが、2番以降はボギーを叩かず4つのバーディを奪って、2日連続での60台をマークし通算8アンダーへ。しかし、周囲もスコアを伸ばしているので39位タイは前日とまったく同じ状況だ。
「パットが入らなくて、今ひとつの中ではまずまずかな。今日は1日パターのイメージが出てなかった。グリップを変えたりとかしたら、目線があわなくなった・・・」。前日ノーボギーでラウンドしたにも関わらず、上田はあえて試合中にパターを持つ握り方を修正したという。
これは、師匠の江連忠氏に3年ほど前から指摘されてきたことで、「いい方向には行っているけど、慣れないので目線と合わないとイメージが出ない。言われてすぐにはなかなかできない。フィーリングが変わると、すごく難しくなってしまうので・・・。ちょっと今日のパッティングは1日難しかったかな。(明日は?)このままやり続けるか迷っています」。
上田は、自分のフィーリングを大事にしたい選手なので、自分のスタイルを貫き通したいと思っている。そして、この2日間60台でラウンドできている自信からか、最終日は「もう1日ビッグスコアを出せれば、トップ10には入れると思う」と、自身のバーディラッシュをイメージし、その後はパッティング練習場でグリップの確認に余念がなかった。