2009年 サイベースクラシック

桃子、アクシデントには耐えたがスコアは伸び悩む!

2009/05/17 00:00
思い通りにスコアを伸ばせずイライラモードの上田桃子(写真はライフカードレディス時)

米国女子ツアー第9戦の「サイベースクラシック」に出場している上田桃子は、予選2日間、1アンダーずつスコアを伸ばし27位タイで決勝ラウンドを迎えた。5番パー5は3日連続となるバーディを奪ったが、続く6番で3パットのボギーを叩き勢いに乗ることはできなかった。

7番パー5でもバーディを奪うが、10番でグリーンのガードバンカーに捕まり再びボギー。そして12番で、この日最大のアクシデントが発生する。この日上田とラウンドしたのは台湾のヤニ・ツェンとベッキー・ルシディの2人。そのルシディが、12番のプレー中に過呼吸が原因で倒れてしまった。

周囲は騒然となったが、しばらくすると本人は立ち上がりプレーを再開。ルシディはこのホールを切りぬけ18ホール完走したが、このホールで動揺したヤニはダブルパーの「8」を叩いてしまう。上田はなんとか自分のゴルフに集中しパーで切り抜けた。

続く13番でボギーを叩いた上田だったが、14番、16番でバーディを奪い、最終18番も1mのバーディチャンスを迎えたが、惜しくも外れ3日間続けて1アンダーフィニッシュ。通算3アンダーの20位タイと順位を少し上げた。

「今日は一日、テリー(キャディ)と意見がかみ合わなくてイライラの募るラウンドでした。自分のイメージが出てるときに全く違う答えが返ってくる。基本的には信じているけど、イメージが出てないままだと結果につながらない」。

ラウンド中も、ホールアウト後も笑顔が少なかった上田。「明日は集中してやれば大丈夫だと思う。ビッグスコアが出ないコースではない。5アンダーぐらいは伸ばしたい」。気持ちとは裏腹にスコアが伸びない状態にイライラモードの上田だが、ひとたびかみ合えばビッグスコアも飛び出しそうなのだが。

2009年 サイベースクラシック