桃子、1つバーディがきっかけで気持ちもすっきり!
2009/05/16 00:00
米国女子ツアー第9戦の「サイベースクラシック」に出場している上田桃子は、1アンダー25位タイで2日目を迎えた。「グリーンが綺麗な早い時間にスタートするので、スコアを伸ばしたい」と10番からスタートしたが、上田の目論見通りには行かなかった。
10番で2オンに成功するも、ピン奥6mから3パットでボギーが先行。続く11番パー5は、2オンを狙った2打目がグリーン手前のクリーク(池)に捕まってしまう。このホールはなんとかパーで切り抜けるが、12番でも2打目が池に入り、ダブルボギーを叩いてしまった。
悪い流れのまま13番に入ると、3打目のアプローチが思うように寄せられずクラブを地面に叩きつけイライラモードも限界に達した。「頭に来て、やってられんと思った。力を抜いていこうと思った・・・」ここで気持ちを切り替えた上田は、14番に3番ウッドでのティショットで会心のあたりを見せた。
残り94ヤードの2打目を54度のウェッジでピン手前30センチにつけバーディを奪うと「力を抜いたらショットいいし、距離も出てバーディも来たし、私ツイてるなって思いました」とそれまでの4ホールとは全く異なり、完全にポジティブモードに切り替わった。
こうなると、イケイケモードの上田。その後はパープレーを繰り返すが、後半に入り2度も連続バーディで前半の借りを返した。前日と同じく1アンダーは、通算2アンダーの27位タイ。「スコアは伸びなかったけど、諦めなければやれると自信がついた。最近ビッグスコアが出てないので、それが出たら嬉しいな」前半の苦しいゴルフを乗り越えた上田には、ひたすら前進あるのみだ。