石川遼、バッバとのラウンドに「手応えがありました」
2012/12/06 20:43
「タイランドゴルフ選手権」初日、石川遼はマスターズチャンピオンのバッバ・ワトソンと、先週アジアンツアーで初優勝を飾ったばかりのアーノルド・ウォンワニ(タイ)と同組となり7時25分に10番からティオフした。
前半は15番(パー5)でバンカーから1メートルに寄せてバーディを先行させたが、18番はティショットをラフに入れ、2打目は出すだけとなってしまいボギー。しかし、折り返した2番(パー5)、続く3番と連続バーディを奪って、通算2アンダーへとスコアを伸ばした。
全体的にショットは安定しており、危なげないプレーを続ける石川。3番でウォンワニが腰痛でリタイアし、その後はワトソンと2サムでのラウンドとなったが、「僕は回りやすかった」と石川。「右利きと左利きで違うけど、ピンポジションに対して彼がフェードなら、僕がドローという感じで見ていて気持ち良かったです。パー3とかで、バッバが先に打つときは非常に参考になりましたね」。
石川がフェードで、ワトソンがドローの時は2番手半、逆に石川がドローで、ワトソンがフェードでも1番手は違ったという飛距離。ドライバーでは、ワトソンが大きく曲がるフェードを打ったときでも20ヤードは置いていかれたという。
「それでも」と石川。「すごいとは思うけど、めちゃくちゃ差がある感じではなかったです。自分のゴルフ自体も上達しているし、手応えはありましたね」。
石川は2アンダー、ワトソンは4アンダーで初日を終えたが、この日のラウンドはポジティブな印象を石川の中に残したようだ。「今日は結構良い内容でプレーできたので、明日も違う一日だと思って新たな気持ちでやれたらと思います」。明日もまた、ワトソンとの2サムラウンドが待っている。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)