2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

石川遼、首位に5打差12位タイで最終日へ「待つしかない」

2012/11/24 18:03
アンダーパーは続けているが…石川遼は5打差を追って最終日に入る。

石川遼の今季2勝目、そして逆転賞金王へのチャンスが遠のいた。Kochi黒潮カントリークラブで開催中の国内男子ツアー「カシオワールドオープン」3日目。6アンダーの10位タイから出ると、5バーディ、3ボギーの「70」と伸ばしきれず通算8アンダーの12位タイに後退。首位のハン・ジュンゴン(韓国)との差は、予選2日間終了時の3から、5ストロークに拡がった。

出だしの1番から幸先よくバーディを決めた石川だったが、続く2番(パー3)にすぐさまボギー。バーディを稼ぎたい5番(パー5)をパーとすると、続く6番ではセカンドショットでグリーンを捕らえられず、グリーン左手前からのアプローチがピンを2メートルオーバーして2つ目のボギーを叩いた。

その後も9番で1メートルのバーディチャンスを逃すなど精彩を欠く。後半インで4メートルを沈めた11番から4つバーディを重ね、遅まきながらムービングデーの反攻に出たが、終盤17番では第2打がバックスピンでグリーンからこぼれ、手痛いボギー。「全体的に全然ダメ。しょうがない、うまくいかない。我慢の3日間」と視線を落とした。

段差、アンジュレーションを多く含む巨大なグリーン攻略のためには、1ヤード単位のショット精度がまず求められる。「3日間ともにショットは良い感じ。パットは後半良くなってきたが…。明日ビッグスコアが出てくれることを期待しつつ、待つしかない」と、忍耐強く最終ラウンドを戦い抜く。(高知県芸西村/桂川洋一)

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