2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

石川遼、2日間ノーボギー 首位と3打差で決勝ラウンドへ

2012/11/23 18:07
2日連続で「69」も石川遼は「満足度は今日のほうが高い」と安定感のあるプレーを誇った。

高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催中の国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープン」2日目。3アンダーの13位タイから出た石川遼は2日連続で3バーディ、ノーボギーの「69」をマークし、通算6アンダーの10位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

初日同様、前夜に雨が降り、風は穏やかな絶好のコンディション。それでも選手たちは日中の小雨による影響もあり、スピードの出ない大きなグリーンに苦しんだ。石川も序盤からショットでなかなかチャンスを作れずに苦戦。最初のバーディは5番(パー5)、フェアウェイからの第2打をアイアンで刻み、残り117ヤードの第2打をピッチングウェッジでスピンコントロール。着弾したボールが手前に“戻りやすく”なった軟らかいグリーンを警戒してピンに絡めたものだった。すると7番でも右ドッグレッグのパー5を3オン1パットで攻略し2つ目のバーディ。ロングホールで堅実にスコアを伸ばした。

しかし後半インもパーが連なる展開。「だいたい(バーディチャンスが)5メートルくらいはあった。ひとつでも入ればよかったけど、ひとつも入らなかった」と混戦を抜け出せない。それでも最終18番(パー5)をバーディで締めくくり「何とか粘れた、我慢の2日間だった」とボギー無しの予選ラウンドを前向きに受け止めた。

ラウンド後は打撃練習場で6番アイアンを握り、左へ抜けるショットを修正。今季2勝目へ向け、決勝ラウンドでは一つでも多くチャンスを作り出すことがカギになる。トップは3打差と伸び悩んでいるが「(優勝スコアは)15アンダー以上行く可能性はまだある。2日間で9アンダーをまず目指したい」と試合前の目標を下方修正することはなかった。(高知県芸西村/桂川洋一)

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