2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

石川遼、首位とは4打差13位発進にも内容に不満

2012/11/22 18:47
今週から“エースパター”のL字マレット型に戻した石川遼だったが、グリーン上ではタッチに苦しんだ。

国内男子ツアーの今季第24戦「カシオワールドオープン」が22日(木)、高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕。今季2勝目を狙う石川遼は3バーディ、ノーボギーの「69」で回り、3アンダーの13位タイとまずまずのスタートを切った。

太平洋に面したコースの“名物”といえる風が、静かだった初日。いきなりバーディ合戦が繰り広げられる中、石川は序盤から伸び悩んだ。出だしの10番(パー5)、グリーン左手前からの第3打のアプローチを寄せきれずバーディを逃しパーを並べる。14番(パー3)では1メートル強のバーディチャンスを逃し、大きなため息を呼んだ。

それでも16番で右ラフからの第2打をピン手前2メートルにつけて最初のバーディをもぎ取ると、折り返しの18番(パー5)では、今週からシャフト(ツアーAD EV)を入れ替えた3番ウッドで2オンに成功させ、2パットできっちりバーディ。後半アウトのバーディは4番だけに留まったが、首位のS.K.ホハン・ジュンゴン(ともに韓国)とは4打差と踏みとどまった。

それでも結果には及第点を付けながらも「全部ちょっとずつずれていた。(パットは)上りが届かないことが多かった。良かったところはほとんどない」と憮然。10月の「日本オープン」以来のコンビを組んだキャディ、サイモン・クラーク氏の詳細なアドバイスを活用しきれない自身のショット、パットへの不満を募らせる。「順位的には自分が目標としていた通りのスタートが出来たので、明日、頑張ります」とラウンド後の調整に余念が無かった。(高知県芸西村/桂川洋一)

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