2012年 コカ・コーラ東海クラシック

石川遼、3連続バーディ締めも35位タイ発進

2012/09/27 17:57
フェアウェイキープに苦しんだ石川遼。2日目以降、まずは混戦の優勝争いについていきたい

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」が27日(木)、愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースで開幕。石川遼は5バーディ、6ボギーの「73」で回り1オーバーの35位タイでスタートした。

出だしの10番でいきなりボギーを叩いた石川は、序盤からショットに苦しむ展開が続いた。15番(パー5)で第2打をグリーン手前の花道まで運んで最初のバーディを奪ったものの、続く難関16番(パー3)でティショットをグリーン右のバンカーに入れてボギー。さらに17番では第1打を右に曲げ、2メートル弱のパーパットを決めきれずに連続ボギーとした。

約50分のインターバルを経て迎えた後半アウトでは最初の1番をボギーとすると、2番(パー5)で8メートルを沈めてバーディを奪い返すが、すぐさま3番でボギー。左右に悪い流れを断ち切れず、左に散ったティショットを制御できない。それでも7番(パー5)でバンカーからの第3打で寄せてバーディを決めると、続く8番ではピンそば1メートルにピタリ。さらに最終9番で3メートルを沈めて上がり3ホールでバーディを並べてフィニッシュした。

この日のドライビングディスタンスは全体3位の308ヤードながら、フェアウェイをキープしたのはパー3を除く4ホールだけ。例年以上に長い両サイドのラフを警戒していたが「フェアウェイに打ちたい気持ちと、ラフに入れたくない2重の思いがこういうコースだと強くなりがち。割り切りが必要」と汗をぬぐう。

「バーディの数はこれ以上、欲をかかないが、いかにティショットをフェアウェイに打って、バーディを狙うと同時にボギーの確率も少なくしたい」と出入りの激しい展開の要因となったドライバーショットを2日目の重要課題に挙げていた。(愛知県みよし市/桂川洋一)

2012年 コカ・コーラ東海クラシック