石川遼、出遅れに「明日は5アンダーが必要」
2012/09/20 17:40
大会ホストのパナソニック所属選手として挑む5度目の挑戦「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」の初日、石川遼は3バーディ、3ボギーのイーブンパーでホールアウトし、イーブンパーの69位タイと出遅れてしまった。
10番からスタートした石川は、2.5m、3mとバーディパットを惜しくも外すと、12番パー5ではティショットを左サイドのバンカーに入れバーディを奪うことは出来なかった。すると、13番ではティショットをフェアウェイに運ぶが、2打目のアイアンショットはグリーン左サイドの崖下に打ち込みボギーが先行してしまう。
16番で7mのバーディパットを沈めるが、後半に入っても1番でボギー、すぐに2番でバーディを奪い返すが、流れに乗れず7番パー3でボギー。最終9番パー5ではバーディを奪ったが、イーブンパーというスコアに石川の表情は優れなかった。
「ドライバーショットは問題ないのですが、アイアンがブレてしまった。12番パー5がもったいなかった。ティショットで右サイドにつけたかったが、ちょっと保険をかけすぎて左のバンカーに入れてしまったので」。序盤の12番でスコアを伸ばせなかったこと、さらに13番でアイアンショットが曲がったことなどを反省する。
出遅れたことを実感する石川は「明日は予選通過を見据えたラウンドになるので、初日の遅れを取り戻すことが必要になります」と、大会前日に優勝争いをしたいと話していた展開にはならなかった。「明日は最低でも5アンダーが必要だと思います」。石川の中では、予選通過はもちろん、その後2日間で優勝争いに這い上がるための最低条件として予選2日間で通算5アンダーというノルマを掲げる。(兵庫県三木市/本橋英治)