遼、誤算の中止 首位と7打差で最終日へ
2012/09/08 14:18
国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」の予選ラウンドを通算8アンダー27位タイで終えた石川は「残り2日間で首位との差を詰めたい」と、7打差を追って3日目をスタートする予定だった。
ところが、その3日目は午前7時20分から雨が降り始め、雷雲が接近しているということでスタート時間が遅れることになった。7時30分にコースについた石川は、クラブハウスで朝食を摂っている時にスタート時刻変更のアナウンスを耳にした。
時間をもてあました石川はフロント前のソファーで時間をつぶしたり、雷雲接近のため練習もできず多少険しい表情も浮かべていた。
そして再三の時刻変更の末、午前11時に競技中止が決定。その知らせを受けた石川は足早にクラブハウスを立ち去った。帰り際「昨日、200球打って疲れたので、今日はそのケアの1日にします」と一言だけ残した。
ビッグスコアを出すことも可能なセッティングの今大会、石川もバーディラッシュを見せる可能性もあるが、同じように現時点の上位選手も好スコアをマークする可能性は十分。7打差を追いかける石川にとっては、18ホール分のプレー機会が消滅した分、確実に逆転のチャンスが減ったことになる。(三重県いなべ市/本橋英治)