2012年 ウィンダム選手権

遼、海外5連戦最終戦「パット勝負に」

2012/08/16 11:36
開幕前日はプロアマ戦に出場し最終調整を行った石川遼。

米国男子ツアーの「ウィンダム選手権」は16日(木)から4日間、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで開催。7月の「全英オープン」から遠征中の石川遼にとって、5連戦の最終戦となる。

前週の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」で4日間を戦った石川は13日(月)に陸路でグリーンズボロに入り、翌14日(火)からコースチェックを開始。開幕前日の15日(水)にはプロアマ戦に出場した。前週のシーサイドコースとは打って変わって全体的に傾斜の多い林間の18ホール。また、昨年までベント芝だったコースはバミューダに張り替えられ、水撒きが少なくなったため硬さを増している。

米ツアーのレギュラーシーズン最終戦となる一戦での最大の目標は、来季の米ツアーシード権獲得に向けた獲得賞金の上乗せ。すでに87万ドルを超え、シーズン終了後の125位以内の確保は濃厚。それでも自身は90万ドルの目標ラインを設定しており、上位進出へ意欲は尽きない。

ショットの状態は上向きだ。「先週もすごく良かったし、ブリヂストン(インビテーショナル)の3、4日目からようやく良くなってきている。今週は球を曲げて攻める必要はそんなにないコース。自分のストレートボールで攻めていきたい」。

それだけにポイントとなりそうなのはグリーン上でのプレー。「ショットはかなりいいので、いかにパット勝負に持ち込めるか。ショートアイアンなら5メートル以内につけたいし、ミドルアイアンでも最低10メートル以内につけたい。5から10メートルのパットをいくつ決められるか」。連戦による疲労はもちろんあるが、高い集中力を研ぎ澄ませて、まずは好スタートのチャンスをうかがう。

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