2012年 RBCカナディアンオープン

26位の石川遼「3日目はイチかバチか!」

2012/07/28 09:39
順調にスコアを伸ばし、一時は1ケタ順位まで上り詰めていた石川遼は出入りの激しい展開で後退。

米ツアー挑戦中の石川遼は、カナダで開催されている「RBCカナディアンオープン」に出場。その初日に3アンダーをマークして15位タイの好スタートを切った。そして大会2日目、攻めのゴルフを見せた石川は、5バーディ、4ボギーとスコアを1つ伸ばして通算4アンダーの26位タイで、今季7度目の米ツアー決勝ラウンド進出を決めた。

スタートの1番でティショットを大きく左に曲げるトラブル。2打目は脱出しただけで、ピンチが続いたがアプローチでピンに寄せて大たたきはせずにナイスボギースタートとなった。すると、2番では7m、3番では2mのバーディパットを決めてスコアを伸ばした。

しかし7番でもバーディを奪った石川だが、その後は出入りの激しい内容に。最終18番では、フェアウェイ中央のウォーターハザードに捕まりボギーフィニッシュ。「最後はついていなかった。落ちた場所だったり傾斜だったり、地面の硬さだったり、いろいろな理由があります。最高の距離感で打ったので悔しいけど、しょうがない」と計算通りに3番ウッドで放ったティショットを悔いた。

それでも「攻めている分だけピンチにもなったりもするのかな」と話す石川ではあるが、「ボギーが出てしまったのは、もったいないけど、バーディが取れているので」と納得の表情を浮かべる。

順位が26位タイに下がってしまったことに「明日の3日目は一番攻めていく日。この位置で予選を通った選手は、3日目はイチかバチかで行くしかない」と、さらに攻めの姿勢で挑もうと意気込む。破れかぶれではなく、信念を貫いて攻めきる。疑念をもたずに集中して優勝争いに加わることだけを考えていく。

2012年 RBCカナディアンオープン