石川遼、ショット、パットも振るわず41位タイに終わる
国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」で、昨年の最終日に8アンダー「64」をマークしてプレーオフに進出した石川遼。今年も最終日の爆発が期待されたが、思うようにスコアを伸ばせず通算4アンダーの41位タイに終わった。
スタートの1番でピン奥3mのバーディパットを外すと、2番、3番もバーディを奪えなかった。4番パー5でグリーン手前のカラーからアプローチを寄せてバーディを奪取。さらに6番でもバーディを奪ったが、続く7番パー3でボギーをたたくと、9番パー5は2打目を池に入れてしまいボギー。
後半に入っても10番でボギーをたたき、12番パー3ではティショットが池に捕まりダブルボギー。ずるずるとスコアを落とし順位も下げてしまった。最終18番パー5をバーディで締めくくったが、14位タイから上位を狙う目算は砕け散ってしまった。
「今日はショットもパットも良くなかったです。体のキレがないというか、スイングにバラつきがあるので、次週からの米国遠征で良い感じにして帰ってきたい。パッティングは思ったところに打ててはいますが、ラインが1本ずれているような感じ。1、2mのパッティングを4日間通して外してしまったので、練習場でできることをコースでもできるように、さらに練習を重ねるしかない」。
3日目まではショットが良くなってきていると話していた石川だが、最終日は全てにおいて満足のいくゴルフにならなかった。今大会の開催コース、グランディ浜名湖GCは「好きなコース」と話していたが、強風の吹いた2日目、さらに最終日にスコアを崩すことになってしまった。
次週「クラウンプラザインビテーショナル」からの米国遠征について「コースもどんな感じかわからないところばかりですが、現地に行って練習ラウンドを行うことで把握していきたい。現地に入ったときの体調によって練習ラウンドを1ラウンドにするのか、1.5もしくは2ラウンドにするかは決めます。その後、日本に帰ってきてからも連戦は続くので、体調面には気をつけて行ってきます」。気持ちは明日から米ツアーに切り替える。(静岡県浜松市/本橋英治)