2012年 とおとうみ浜松オープン

8位タイの石川遼「早く終わってよかった」

2012/05/17 18:11
一時は7アンダーまで伸ばした石川遼。コースとの相性は良く、2日目以降もスコアを伸ばしそう

昨年、プレーオフまで進出しながらも小林正則に敗れた石川遼が、相性の良いグランディ浜名湖GCでバーディを量産した。「とおとうみ浜松オープン」の初日、7時50分に1番からスタートした石川は、3番でバーディを先行すると、4番パー5、5番パー3まで3連続バーディを奪取。

その後も8番、11番、さらに13番、14番と計7つのバーディを奪い、一時的に単独首位に浮上していた。ところが、距離の長い16番パー3でティショットを右に曲げてボギー。さらに17番でも2打目を大きく右に曲げるミスショットから連続ボギーにしてしまった。

周囲もスコアを伸ばしていたため、最終18番パー5でバーディフィニッシュとした石川だが、6アンダーは首位と2打差の8位タイとなっている。「前半は体もキレていたし、先週良くなかったアイアンも良くなって来ています。パッティングはストローク自体も良くなっていると思いますが、それ以上にコースというかグリーンとの相性の良さを感じました。自分の思い通りに打てて、その半分以上が入ってくれましたので」と、先週は思うようなゴルフが出来ず予選落ちに終わったが、この日は気持ちよくスコアを伸ばした。

しかし、終盤に2連続ボギーをたたいてしまったことには「危なかったですね。あのミスが出始めると、あと数ホール残っていたらもっと崩れていたかもしれません。早く終わってよかったです」と本音もこぼす。

「少し貯金が出来ましたので、明日からはもう少しアグレッシブにいきたい。今年も優勝争いに加わりたいし、次週からの米ツアーに向けて日本ツアーの中締めとして結果も残したい」と、次週からの米ツアー参戦前に少しでも勢いをつけておきたいところだ。(静岡県浜松市/本橋英治)

2012年 とおとうみ浜松オープン