遼、20位で終えるも「スイングの基盤ができてきている」
2012/04/22 16:11
「つるやオープン」最終日、石川遼は自らのプレーを「笑いが出るくらいのゴルフ。ちょっと情けないです」と自嘲気味に振り返った。通算5アンダーからの追い上げを期してスタートしたが、「1番も2番も3番も4番も、全部入ったと思ったのに外れて、苦しいスタートになりました」と、バーディパットを決めきれない。「3m以内のチャンスも少なかった」と、アイアンのさらなる精度アップとパッティングという課題が浮き彫りになった形だ。
この日は1バーディ1ボギーのパープレー。通算5アンダーの20位タイで今季2戦目を終えた石川は、「このコースで上位に行くには4日間アンダーパーを出さないといけない。アンダーを出せない日が2日間あるのは痛い」と「73」と出遅れた初日、そしてパープレーで終わった最終日の出来を悔やんだ。
それでもショットの手応えは本物になりつつある。「先週から2週続けてやるべきことが変わらなくなって、スイングの基盤ができてきている」と、生命線ともいえるドライバーショットに安定感が生まれてきた。「あとはショートゲームでやることはたくさんあるけど、バランスを保って練習できれば、またチャンスを作れると思います」と先を見つめる。
次週は2年前に世界最小ストロークの「58」をマークした中日クラウンズ。好調なショットとショートゲームがかみ合えば、奇跡の再現も不可能ではないはずだ。(兵庫県川西市/今岡涼太)