2012年 ノーザントラストオープン

遼、通算12オーバーに「乱れてしまった・・・」

2012/02/20 10:36
決勝ラウンドは見せ場も少なく笑顔はほとんど見られなかった

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」に4年連続4度目の出場を果たした石川遼は、2年ぶりの予選通過を果たしたが、決勝ラウンドだけで11オーバーと乱調。通算12オーバーの72位タイに終わった。

前日と同じように11番でボギーを先行させた石川は、13番で2打目をグリーン左サイドの斜面下へ落としてしまう。深い芝が密集したところで、3打目、4打目とアプローチがグリーンをオーバーするなど、ダブルボギーをたたいてしまった。

17番パー5では、ティショットを左に曲げて木に当てたが、3オンに成功し上り4mのバーディパットを決めた。しかし、この日の見せ場はここだけ。その後もティショットが安定せずに、ボギーを4つたたいてホールアウトした。

「予選は粘って勝負することができました。でも、決勝は・・・。自分で乱れ始めると勝負できなくなってしまう。予選ラウンドはPGAの中で自分が戦っていると感じていたが、4日間通して感じられるようにしたい」とラウンド直後に語る。

この日のドライバーショットは右へのミスに加えて左方向も何球か見られた。「ショットは昨日よりは打てていたと思います。左に行くのは修正の過程なので、昨日よりは感触が良かったです」と、結果には現れていないが、次週以降に向けたわずかな手ごたえを感じている。(ロサンゼルス/本橋英治)

2012年 ノーザントラストオープン