2012年 ノーザントラストオープン

遼、バーディなしに「残念!」

2012/02/17 12:38
短いパットを慎重に読むが決まらずノーバーディに終わった初日の石川遼

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」の初日、8時40分にスタートする予定の石川遼だったが、全体的に進行が遅れ、9時に10番からティショットを行った。10番は1オンが狙えるパー4で「イメージ通りのショットでした」という石川のショットは左サイドからピン方向に向かった。

しかし、硬く締まったグリーン上に止まらず、ボールはグリーン奥のバンカーへ。2打目はピンを5mオーバーしてパーとなった。その後もパーの山を積み上げる石川。「今まで、このコースでこんなに強い風は経験ないですね」というほど強い風に惑わされながらも前半はすべてパー。

後半に入ると、ショットが左右にブレだして、ピンチを迎える。最初にスコアが動いたのは5番。2打目をグリーン手前に運び、ピン奥2mに3オン。このパーパットを外してボギーを先行させてしまった。さらに8番でもパットのミスでボギーをたたき、2オーバーでホールアウトした。

「この風の中で前半は耐えるゴルフができていたのに、バーディを1つも奪うことができなかった。単調なゴルフで良い流れを作ることができませんでした・・・」と悔しさを表す。この日は日没サスペンデッドになり、石川は暫定55位タイ。2年ぶりの予選通過を果たすためにも、これ以上はスコアを落とせない状況で第2ラウンドを迎える。(ロサンゼルス/本橋英治)

2012年 ノーザントラストオープン