2011年 Hitachi 3Tours Championship 2011

遼、シングルス大敗に「ボッコボコにされました」

2011/12/11 19:02
ドライバーは好調だった石川遼だがパットに苦しみ、シングルスでは芹澤信雄と横峯さくらに完敗

国内男子(JGTO)、国内女子(LPGA)、シニアツアー(PGA)による団体戦「Hitachi 3Tours Championship 2011」が11日(日)に千葉県のキングフィールズGCで開催され、4年連続出場となる石川遼小田孔明と組んだダブルス戦で2位、シングルス戦では3位。計3ポイントの獲得にとどまり、JGTOも総合2位で大会連覇を逃す結果となった。

「ドライバーはすごく良くて、感触も良かった」。その言葉通り、目立ったミスはシングルス戦のスタートホールで左に大きく曲げた1発のみ。現在は練習時、「600グラム後半から700グラム弱くらい」というスチールシャフトの重いドライバーを使用。「軽いクラブだと手先でインパクトを合わせられるが、重いクラブだとちょっとでも体に無駄な動きがあると飛ばない」。この矯正により「無駄な動きが減り、(スイングの)スピードも出ている。今の自分に当てはまった練習方法」と日に日に手ごたえを深め、この日も練習の成果を示す好調なドライバーショットを次々と披露したが、ショートパットに苦しみスコアに繋げることができなかった。

シングルス戦では1バーディ、1ボギーと、見せ場を作れないままイーブンパーでフィニッシュ。PGAの芹澤信雄(5アンダー)とLPGAの横峯さくら(4アンダー)に大敗を喫し、「ボッコボコにされました」と苦笑するも、パットの不調は「自分の(イメージした)スピードとコースのスピードがマッチしなかっただけ」と深刻さはうかがえない。「全体的にはすごく良い感じだし、来週に向けても良い試合勘だった」。来週とは、15日(木)にタイで開幕するアジアンツアー「タイゴルフ選手権」。ロリー・マキロイリー・ウェストウッドセルヒオ・ガルシアらスタープレーヤーたち揃って出場するビッグゲームが、石川の今季最終戦の舞台となる。(千葉県市原市/塚田達也)

2011年 Hitachi 3Tours Championship 2011