石川遼はショットが安定し首位と4打差の17位タイ
2011/10/27 17:39
3年ぶりの大会制覇を狙う石川遼が「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の初日に、3バーディ、1ボギーの2アンダーをマークし、首位と4打差の17位タイとまずまずのスタートを切った。
10番からスタートした石川は、ドライバーショットが安定し、パーオンにも成功させるもバーディパットが決まらずパーを積み重ねる。
535ヤード15番パー5では、2オンに成功したが、上り4mのイーグルパットはカップの左をすり抜けて1mオーバー。すると返しのバーディパットはカップに蹴られて思わず苦笑いを浮かべる石川。
そして、大会前日に「唯一イーグルチャンスがある」と話していた18番パー5では、残り165ヤードの2打目を9番アイアンでグリーン手前のカラーまで運び、6ヤードのアプローチをしっかりと寄せてバーディを奪った。
後半は8番で5mのパーパットを外してボギーとするが、4番、7番でバーディを奪い2アンダーでホールアウトした。「毎日4バーディを課題にしているので、あと1つ奪いたかった」と悔しがる石川。それでも「ショットが安定していたので、ストレスなくラウンドすることが出来ました」と、課題の1つでもあるドライバーショットでトラブルを招くことなく「体力の消耗も抑えることができた」と納得の表情を浮かべる。
「このコースは全ホールドライバーを使えるので好きです」という石川は、2日目以降も思い切りドライバーショットで攻めのゴルフを展開するつもりだ。「明日以降は順位を意識しすぎずにやりたい」。自分のゴルフに徹する構えだ。(兵庫県加東市/本橋英治)