2011年 マスターズ

遼、攻めきれずに失速「自分からチャンスを逃した」

2011/04/10 09:49
一時は通算4アンダーまで伸ばしたが後半3ボギーと苦しんだ石川遼(David Cannon/Getty Images)

3度目の「マスターズ」で初の予選突破を果たし、石川遼にとって未知の領域となる決勝ラウンド。スコアが大きく変動する“ムービングサタデー”を迎え、「ピンポジションも含めて、一気にスコアを伸ばせるチャンス」とビッグスコアも視野に入れ、3日目のスタートを切った。

「前半はアグレッシブに狙っていけた」と、2番パー5で3打目をピンに絡め、幸先良くバーディを先行。さらに6番パー3でも2.5メートルを沈めてバーディを奪い、狙い通りスコアを伸ばしていく。だが、「9番のセカンドあたりから、アイアンの感覚が良くなくなってきた」と流れは急変。パーオンはするものの、ピンの手前に大きくショートする場面が目立ち、なかなかチャンスにつけられない。さらに「上りのラインでパットが打ち切れず、オーバーしたことがあまりなかった」とパットでもショートが目立ち、スコアは停滞。後半は一転して3ボギーを叩き、最終的に2バーディ、3ボギーの「73」と1ストローク落とし、通算1アンダーの30位タイに後退した。

予選を突破し、あとは上を目指すのみの決勝ラウンドだが、「アグレッシブに攻め切れなかった」と唇をかむ石川。「バーディを獲りたい気持ちに変わりは無かったけど、ボールに(勢いが)伝わっていないのは自分の気持ちが弱かったんだと思う。スコアを伸ばせるチャンスを、自分から逃してしまった」と、昨日の笑顔とは対照的な表情を見せる。

「来年のマスターズに向けて望みが繋がるように、なんとか良い終わり方をしたい。来年、そして今シーズンの自分に期待していいかな、と思える終わり方をしたい」。ホールアウト後、コーチを務める父・勝美氏の指導のもと、ショットからパットまで約1時間の練習をこなしコースを後にした。

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