2011年 トランジションズ選手権

石川遼は、ひとりぼっちの練習場で最終調整

2011/03/17 11:56
開幕前日のプロアマ戦ではドライバーでなかなかフェアウェイをとらえられなかった石川遼。本番はいかに?

米国男子ツアー第12戦「トランジションズ選手権」は17日(木)から20日(日)にフロリダ州ウェスティンイニスブルックリゾートで行われる。石川遼は16日(水)、プロアマ戦に出場。3年連続出場となる大会へ照準を合わせた。

この日、午後からのプロアマ戦に出場した石川はホールアウトすると、ファンへのサインに応じ、そのまま練習レンジへ直行した。西日を浴びながら、スイングを繰り返す。プロアマ戦で球筋が安定せず「左に球が出ているのが納得いかなかった。(スイング)軌道がアウトサイドインで、ちょっと右肩が外から入っている悪いスイングになっていた」という。

ドライバー、3番ウッド、3番アイアンを2~4球ずつクラブを順番に代えて打ち込んだ。「全部のクラブを同じイメージで打てなければ全然意味がない。ドライバー20球、スプーン20球と打っていくのではなく、スイングをつなげるイメージでやっていました」。練習を終えたのは午後7時過ぎ。全選手の中で最後にコースを後にした。

前週の「WGC キャデラック選手権」では3日目終了時点で16位タイとトップ10入りのチャンスを作ったが、最終日に4日間ワーストの「78」で結局42位に後退した。だからこそ「次は4日間だ、という気持ちで今回は来ています」という。

一昨年は予選通過も71位、昨年は初日に最下位となり予選落ち。3度目の今回はスコア、結果への欲ものぞかせる。「普通にやれば上位でプレーできるんだと、自分を励ましながらやりたい」と上位進出を狙う。

2011年 トランジションズ選手権