怪童対決は石川に軍配!マナッセロ組に連勝!
2011/01/08 21:28
アジア選抜と欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィー」2日目。石川遼は初日同様、杉並学院高時代の先輩である薗田峻輔とペアを組み、マッテオ・マナッセロ、パブロ・マーチン組とぶつかった。
2日目のマッチプレーはそれぞれの選手が1つのボールでラウンドし、ホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール方式。初日のラウンド後は「ティショットのミスを薗田先輩にカバーしていただきました」と話していたが、この日は4番から3連続バーディを奪うなどエンジン全開。5番パー4では15メートルのパットを沈めて大歓声を浴びた。
10番までに4UPと大きくリード。13番では石川がギブアップしたところを、薗田がしっかりパーセーブして後輩のミスをカバー。「先輩が落ち着いてプレーしていたので、僕は好きなようにプレーできました」。結局、3&2でアジア選抜に2日続けてポイントをもたらした。
2日間を通じて欧州ペアを相手に一度のダウンも無く連勝。今大会最大の話題といえたイタリアの17歳の新星マナッセロとの10代対決は、薗田の強力サポートを受けた石川が快勝した。
最終日はシングルスのマッチプレーで25歳のリス・デービース(ウェールズ)と対戦する。欧州ツアーではマナッセロと並んで注目を集める若手有望株のひとりだ。出場した昨年までの過去2大会、石川はシングルスでの勝利が無い。「僕自身まだ経験が浅く、シングルスには慣れていない部分があります。でもいい戦いになるようにしたいです」と早くも視線を切り替えていた。