遼、ゼロからの再スタートでトップを狙う!
中国・上海にあるシャーシャンインターナショナルGCで開催されている世界ゴルフ選手権の第4戦「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場した石川遼。3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの通算イーブンパー、35位タイで初日を終えている。
10番スタートの石川は、13番でドライバーショットを右の池に入れてダブルボギー。「予選落ちが無い試合なので、ここで気持ちが切れてしまわないように我慢した」という石川は、「残りの14ホールでバーディを重ねればアンダーパーでのラウンドも可能」と前向きな気持ちに切り替え、18番、1番、2番と連続バーディを奪う。惜しくも5番をボギーとし、通算イーブンパーで2日を迎えることについては「あまり良いスコアでスタートすると、守りに入ってしまうので、ゼロからの再スタートとして、明日は気持ちを切り替えてラウンドします」とあくまでも前向きにとらえる。
「アプローチが鍵」と試合前に語っていた石川だが、ショットの練習に加えて、試合前後に20~30分かけてアプローチの練習をすることをルーティーンにし始めたという。「日本オープンでのキム・キョンテとのプレーが影響しています。特に難しい技術を必要とするアプローチではなく、5~10ヤードの花道からのアプローチをキム・キョンテは簡単に寄せることで楽にパットが出来ていました」。本大会でのアプローチの調子をたずねると「練習をしているからといって、すぐに上手くなるものでもありません。国内最終戦の日本シリーズJTカップに向けてベストな状態にもっていくのが目標です」と、語った。
憧れのイアン・ポールターとの同組で、プレー中になごやかに話す姿が見られたが、主に来年のアメリカツアー出場予定試合や、滞在期間などを聞かれたと言う。イアン・ポールターも我々と同様、来年の石川遼の動向が気になるのだろうか。