遼に朗報! 11月開催のWGC出場資格を手に
2010/10/23 18:42
滑り込みで「ブリヂストンオープン」決勝ラウンドに進んだ石川遼は、3日目を首位に11打差の60位タイからスタート。この日3バーディ、1ボギーの「70」、今週初めてアンダーパーのプレーを見せるも、52位タイへの浮上にとどまった。まだ本領には程遠い内容だが、「(トップでの)切り返しのタイミングも合うようになってきた。明日の方が、今日より少し楽しみかな、という感じです」と、自身の中では徐々に手ごたえを掴んでいる様子。
なかなか下位から抜け出せない苦しい展開が続く中、石川に大きな朗報が飛び込んだ。11月4日(木)に中国・上海で開催される世界ゴルフ選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」。当初は出場資格に満たないウェイティングの位置(今年の「中日クラウンズ」優勝による資格)にいたが、他選手の出場資格の重複などもあり、優先順位が石川まで繰り下がったことで出場権を獲得。大会からの正式発表は、週明けに行われる見込みだ。
「なかば諦め状態でしたが、出場できるなら大ラッキーだと思っていました。もちろん、出場する方向で考えています」と、2年連続の出場に目を輝かせる。今年の最終世界ランクで50位以内に入れば来年の「マスターズ」出場権が得られるが、現在は52位と圏外。世界ゴルフ選手権は同ランクの加算ポイントも大きく、石川にとっては大きな魅力となる。憧れのタイガー・ウッズも出場を予定するなど、高いモチベーションで臨める一戦となりそうだ。