遼、アマチュアの松山に引っ張られ4位タイ!
国内男子のメジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」に出場している石川遼。この大会は2008年が単独2位、そして昨年がプレーオフで敗れ2位タイと、優勝まであと一歩という戦いをしてきたが、今年も優勝争いに加わる好スタートを切った。
11時36分にブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と先週開催された「アジアアマチュア選手権」で優勝し、来年の「マスターズ」出場資格を掴んだ松山英樹とスタート。1番はティショットでフェアウェイを捕らえるが、運悪くボールはディボットの中に入り、このホールでボギーとした。
続く2番ですぐにバーディを奪い返し、8番もバーディ。しかし、10番でボギーを叩くと、11番は2打目でグリーン奥のエッジまで運んだが、ここからパターで3打費やし連続ボギーを叩き1オーバーに後退してしまう。
ところが、12番パー5でバーディを奪うと「あそこで悪い流れを止められて良かった」と振り返る石川は、続く13番でもバーディを奪い、良い流れを引き込む。そして319ヤードと距離の短い15番パー4では、ティショットで林の上を超えて1オンに成功。4mのイーグルパットは惜しくも外すがバーディを奪った。
終盤に入り、17番でも右サイドのラフから2打目をグリーン奥のカラーに運ぶと、8mをパターでねじ込みこの日6つ目のバーディを奪う。第1ラウンドを終えて3アンダーは首位と3打差の4位タイとなっている。
「今日は松山選手が良いゴルフをしていたので、彼に引っ張られた感じです。15番はいつもより高い弾道で70%程度の力で振りました。今日は上手く行きましたが、明日からはドライバーで無理して攻めないかもしれません」と言う石川。
このホール、グリーン奥には池があり、飛ばしすぎるとトラブルになるため、マネジメントを変更することもありそうだ。大会2日目も同じメンバーで7時36分に10番ティからスタートする。