連覇に挑む遼、改修ホールの攻略に意欲
2010/09/01 18:04
ディフェンディングチャンピオンとして「フジサンケイクラシック」に出場する石川遼は、開幕前日の1日(水)にプロアマ戦をラウンドし、最後の調整を行った。前日の練習日にはアウト9ホールをプレー。「プレーしていて居心地が良い」という富士桜CCで、自身初となる大会連覇に挑む。
周囲の注目を一身に浴びる中でも、「意識していないといえばウソになるけど、しているとしてもごく僅か」と、過剰な意識は無い。「優勝に向けてのスタートラインは全員が同じ。上位で戦えば戦うほど、連覇への意識は強くなると思います」と、徐々に高いモチベーションへと繋げていく心構えだ。
今年、石川にとってチャレンジ意欲を一層湧き立てるホールが存在する。通常425ヤードに設定されている14番パー4。決勝ラウンド2日間、もしくは最終日にティを約100ヤード前に出される予定で、風次第ではワンオンを狙えるエキサイティングなホールに生まれ変わる。
「客観的に見てもすごく盛り上がるホールになると思うし、良い風が吹いてくれればドライバーを持つと思います」と、石川も望むところ。「その場合、ピンは難しいところに切られると思う。ラフに入った場合、20ヤード、30ヤードを残すよりも、フェアウェイから100ヤードを打った方が良いかもしれない。その辺はコースとの戦いですね」。さらに、15番パー5は25ヤード延長され、590ヤード設定に。昨年は2回2オンに成功するなど、4日間全てバーディを奪っていたが、「良いショットが打てないと2オンのチャンスが無くなる」と警戒を深める。どのような攻めを見せてくれるのか、注目を集めるホールとなりそうだ。