2010年 WGCブリヂストンインビテーショナル

遼、パターを戻したがスコア伸ばせず

2010/08/08 08:38
エースパターに変更したが、スコアを伸ばせず苦戦続きの石川遼

WGC(世界ゴルフ選手権)「WGCブリヂストンインビテーショナル」で、初日、2日目とスコアを伸ばせず通算4オーバーの62位タイの石川遼。この2日間はヨネックス社製のピン型パターのプロトタイプを使用していたが、大会3日目は慣れ親しんだL字型のパターを使用した。

「練習日を含めて3日間、ピン型を使用しましたが、だいぶストロークが良くなってきました。ただ、フェースの素材が今までのパターとは異なることもあって、タッチが合わないことがあったので、元のパターに戻しました」とパターを戻した理由を話す。

この日の石川は、2番パー5でバーディを奪うが、続く3番でボギー。中盤の8番、9番で連続ボギーを叩き、後半は12番パー3でバーディを奪うが、13番でボギーとなった。スコアをさらに2つ崩し、通算6オーバーの64位タイで最終日を迎えることになった。

石川の5つ前の組では、タイガー・ウッズがラウンド。タイガー組には一際多くのギャラリーがついていたため、石川にもその様子が目に付いたようだ。「今日はタイガーと挨拶ができました。以前は単なるファンとして遠目で眺めるだけでしたが、昨年のプレジデンツカップから会えば挨拶できるようになりました。互いに選手同士としては対等になれた気がします」と嬉しそうに話す。

ちなみにどんな会話をしたのか尋ねると「僕はHow are you? と聞いたら、No Good って返されました。普通そんな答えないですよね(笑)。きっと、本当に良くなかったんでしょうね」と、世界一の選手を気遣う。

最終日に向けては「今日は後半にショットが良くなってきたので、明日は前半から伸ばせるようにしたいです。前半を前半だと思わずに、今日の続きのような気持ちで入りたいです」。石川が目標に掲げるベスト10入りは難しい位置になってしまったが、最後まで諦めない姿勢は変わらない。

2010年 WGCブリヂストンインビテーショナル