2010年 全英オープン

遼、3日目はイーブンパー、41位タイで終了

2010/07/18 07:54
ショットには手応えを掴んでいるだけに、あとはグリーン上が攻略できれば…。

スコットランド・セントアンドリュースで開催されている第139回「全英オープン」2日目を通算3アンダー、21位タイで終えた石川遼。体力・精神力のアップの為にも、なるべく上位で戦いたいという強い気持ちを持って、3日目のラウンドをスタートさせた。

1番のティショットは先週から使い始めた0番アイアンでフェアウェイ左サイドをキープ。この日は、4Iを抜いてその代わりに0Iをバッグに入れた。ウッドはドライバーと3Wの2本で、0、2、3、5-Pというアイアン構成。風の中、低くスピン量の少ない球を打てる0Iでリンクス攻略に挑んだ。

ショットは引き続いて好調なものの、グリーン上でなかなか笑顔が見られない。1番から4番まですべて2パットのパーとすると、5番パー5では3打目のアプローチを2mに寄せるが、このバーディパットを決められない。6番ではアゲンストの15mのパットを大きくショートさせてボギーとしてしまった。

後半は16番、18番と終盤でバーディを奪ったものの、14番パー5でティショットがラフに掴まりダブルボギーを叩くなど、2つスコアを落としてホールアウト。結局この日は、2バーディ3ボギー1ダブルボギーの「75」、通算イーブンパーの41位タイでホールアウトした。

「パッティングのリズムを掴むのに前半から苦しみました」と石川。「フェースの向きというよりは、バックスイングを上げるまでのタイミングやリズムの問題。アドレスに時間が掛かったり、ラインを読むのに時間が掛かるのは風の中なので仕方ないけど、風で揺れたりして、なかなか無い経験でした」と、風の中でのパッティングの難しさを指摘した。

明日は大会最終日。石川は、「(再びセントアンドリュースで開催される)5年後の為、それに来週に控えている日本のトーナメントでベストなプレーが出来るように、全力でプレーしたい」と、気合いの締め括りを誓った。

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