遼、「77」と崩れて薄氷の予選通過
「バークレイズ・スコットランドオープン」2日目、初日を4アンダー5位タイと好位置で終えた石川は、8時30分と早い時間のスタート。しかし、この日は朝から雨が降り続くあいにくの空模様。スコットランドゆえに覚悟は出来ているとはいえ、寒く長い1日が幕を開けた。
10番スタートのこの日、石川は11番パー3でグリーンを外すとアプローチを2mオーバーしてボギー先行してしまう。続く12番では6mのパーパットを沈めたが、13番では下り1.5mのバーディパットを決めきれない。すると、14番ではファーストパットを1.2mオーバーした返しのパーパットがカップに蹴られ、3パットのボギーとしてしまう。「ショートパットを1,2回外した辺りから自信も無くなるのはしょうがない。はまっちゃった、という感じ」と、前半は17番でダブルボギーを叩くなど、「41」と6ストローク落として折り返した。
しかし、「ショットに悪い流れがいかなかったのは良かった」と、後半は耐えるゴルフを展開する。2番でボギーを叩いたが、3番パー5でこの日初めてのバーディを奪うと、続く4番でも2.5mのバーディパットを沈めてガッツポーズ。7番でボギーを叩くも、8番パー3で80㎝につけてバーディを取り返す。最終ホールをボギーと最後は出入りが激しくなったが、後半は3バーディ3ボギーのパープレイ。結局この日は3バーディ、7ボギー、1ダブルボギーの「77(パー71)」で回り、通算2オーバー、50位タイでかろうじて予選通過を果たした。
「17番はティショットのミスだけど、それ以外はグリーン回りのリカバリーとパッティングのミス。悔しいけど、まだまだ練習が足りないし、そこまで重点を置いて練習するまでに至ってない」と石川。雨の影響でも、自身の体力・精神力の弱さでもなく、基本的な技術不足をこの日の崩れた要因に挙げた。
「悪い日があってこそ、良い日もある。良くなりつつあるけど、たまにこういうラウンドもある」と石川は前向きだ。予選通過を果たした明日以降は、再び良い日が訪れることを期待しよう。